南部戦跡めぐり
2007年6月16日実施

  第29回 戦跡めぐり実施要項

 1.目 的  沖縄戦終焉の地を自分の目と足で検証し、
        『戦争』について考え『平和』を守り、
        発展させる決意を新たにする
 2.日 時  2007年6月16日(土) 9:00〜15:00
 3.集合場所 南部商業高校正門前
 4.点 呼  9:00〜9:30
 5.出 発  9:30
 6.コース(アンダーラインは下車見学)
   南部商業高校出発(9:30)
   → 平和祈念公園(資料館工業高校健児の塔韓国人慰霊の塔)
     昼食 →魂魄の塔 →ひめゆり散華の跡
   → 真壁・千人壕山形の塔白梅の塔32連隊終焉の地
   → バグナー戦死の地 → 南部商業高校到着
 7.ガイド  平良宗潤(沖縄国際大学)
 8.参加対象 生徒・父母・引率教師・組合員とその家族など
 9.参加費  一人 \500 (弁当代・飲み物代として)
 10.服 装  軽装(汚れてもよいもの)、靴はズックか長靴、帽子
 11.携帯品  懐中電灯(大きめのもの)・水筒・筆記用具・カメラなど
 12.申込み締切り 6月15日(金) まで
          南部支部事務所 TEL 998-3376・FAX 998-6683
   ※定員になり次第締め切ります。

● 実際のコースと開始・終了時刻
   南部商業高校出発9:30
   → 平和祈念公園(9:50資料館11:0511:50韓国人慰霊の塔・12:05工業高校健児の塔)
     昼食12:54 →13:03魂魄の塔 →13:05ひめゆり散華の跡14:10
   → 14:26真壁・14:31千人壕・15:01萬華之塔と砲兵山吹の塔
   → 
白梅の塔・15:10山形の塔・32連隊終焉の地
   → 15:22バグナー戦死の地15:43 → 16:05南部商業高校到着

● 参加状況と参加者の感想

高校生 職員・大人 小学生 合計
11 15

参加者の感想コメント



感想をよせた人
・印象に残った場所や話
・参加して感じたこと
〔高3〕・印象

・感じたこと
「壕が特に印象に残りました。目を閉じてもあけていても暗く戦争という恐怖に耐える日々を送り続けるという耐え難い状況を考えると言葉も出ません。」
「沖縄戦については小学校から平和学習として、学び続けてきました。しかし、このように戦跡めぐりに参加したのははじめてでした。今回もまた”戦争は絶対起きてはならない、平和な世の中を・・・”の思いが強くなりました。沖縄戦を世代から世代へとからり継がなければならないと強く実感しました。本当に平和を再度見つめ直すという意味でこのような機会をありがとうございました。」
〔教師〕・印象

・感じたこと

「牛島さんが自決前にした会話。新崎海岸にて、ひめゆり核と対とともに自決した先生の話、また、ともに自決しなかった先生の話」
「いままで考えたことがなかったが、沖縄戦にて、それぞれの地域によって、激しくたたかい、負けた時期が異なるため、終戦の日は、体験者それぞれの人によって異なるものなのだと感じました。」
〔教師〕・印象

・感じたこと

「ガマでのお話、バックナーの地でのお話」
「平良先生の説明をいただきながらの戦跡めぐりはとてもよかった。来年は家族、友人とともに参加していきたいと思います。」
〔学生〕・印象

・感じたこと

「沖縄戦で多くの韓国人が犠牲になったこと。」
「はじめてガマに入らせていただきましたが、その暗さ、狭さなどとても人が生活するところとは思えず、驚きました。また、ガマの中でおこった事実を説明していただき、戦争の悲惨さを実感いたしました。」
〔学生〕・印象

・感じたこと


「千人ガマは初めては入ったので歩くのがやっとという状態が続いたことにびっくりした。あの暗闇の中で幾日も過ごしいろいろな悲惨なことが起きたことに思いをはせることが少しはできたように思う。」
「ひさしぶりに戦跡めぐりに参加し、やはり戦争は悲惨なものだと実感した。そして、沖縄で何が起きたかを語り嗣がなければならないと思いました。」
〔教師〕・印象

・感じたこと


「韓国人慰霊の碑、千人壕、バクナー中将、ひめゆり散華の地」
「まず思ったことは、小学校から沖縄戦のことは、ある程度習ってきたし、自分でも学んできたつもりだったが、知らなかったことはまだまだたくさんあるし、6.23を前にしたこの時期に、実際現地に行くと全然感じ方が実感を持ってくるとわかった。宗潤先生の熱のこもった語り口にも、すっかり引き込まれました。ありがとうございました。」
〔高2〕・印象

・感じたこと

「千人壕がとても印象に残った」
「いままでも平和学習を総合学習でやってきました。ずっと言われるままに人の話を聞いていたけど、今回はとても人の考え方や日本兵がいかに民に苦痛を与えていたのかがわかりました。」
〔教師〕・印象

・感じたこと
「平和の礎、バクナー、魂魄の塔」
「ずっとこの企画を続けてほしい。多くの生徒に伝えていきたい。次回も参加し学んでいきたい。」
〔高3〕・印象

・感じたこと
「魂魄の塔は沖縄戦で初めてつくられた塔で真和志村長は掃除をするといって死体を集めたいってすごいなと思った。」
「いままで知らなかった事実がたくさんあってすごいなと思ったし、楽しかった。」
〔教師〕・印象

・感じたこと


「萬華の塔、千人壕に初めては入りました。軍民雑居の中で行われたこと、子殺しなど数々の惨劇に思いをめぐらしたとき、涙が出てきて怒りがわいてくる。」
「教科書から真実が消されようとしている今、県民が立ち上がらないと、沖縄戦もなかったことになるかも知れないとても危険を感じる。黙っていたら認めることになる。行動しないと思う。」
〔高2〕・印象

・感じたこと
「ごうがとても暗くてすごかった」
「とても勉強になった。」
〔教師〕・印象

・感じたこと


「ひめゆり学徒の集団自決した荒崎という岬に行ったこと。千人壕の奥まで入ったこと。バクナー司令官の碑の前での学び。沖縄工業健児の塔についての学び。」
「平和資料館はもっと時間が必要だと思った。平和ガイドの平良宗潤先生のお話がとてもよかった。海空がひらけてとても自然がすばらしかった。雨なども降るもおかし」
〔教師〕・印象

・感じたこと
「千人壕(初めては入りました。みました)荒崎海岸ひめゆり最期の地。バックナー中将の墓地」
「たいへん勉強になりました。バックナーさんの子孫と仲良くしている家族、これをきっかけに世界が平和になるといいですね。」


●スナップ

平和の礎 平和の火 平良宗潤先生のお話がとてもよかった
朝鮮人慰霊塔
沖縄工業健児の塔 招集より戦死者が多かった。そのわけは?
荒崎海岸:ひめゆり散華の跡
萬華乃塔と砲兵山吹の塔 千人壕入り口 人の考え方や日本兵がいかに民に苦痛を与えていたのかがわかりました。
バクナー中将戦死の地 バックナーさんの子孫と仲良くしている狙撃兵の上官家族、これをきっかけに世界が平和になるといいですね。