南部戦跡めぐり
2008年6月7日実施

  第30回 戦跡めぐり実施要項

 1.目 的  沖縄戦終焉の地を自分の目と足で検証し、
        『戦争』について考え『平和』を守り、
        発展させる決意を新たにする
 2.日 時  2008年6月7日(土) 9:00〜15:00
 3.集合場所 南部商業高校正門前
 4.点 呼  9:00〜9:30
 5.出 発  9:30
 6.コース(アンダーラインは下車見学)
   南部商業高校出発(9:30)
   → 平和祈念公園(資料館工業高校健児の塔韓国人慰霊の塔)
     昼食 →魂魄の塔 →ひめゆり散華の跡
   → 真壁・萬華之塔と砲兵山吹の塔千人壕
   → 白梅の塔・15:10山形の塔・32連隊終焉の地
   → バグナー戦死の地 → 南部商業高校到着
 7.ガイド  平良宗潤(沖縄国際大学)
 8.参加対象 生徒・父母・引率教師・組合員とその家族など
 9.参加費  一人 \500 (弁当代・飲み物代として)
 10.服 装  軽装(汚れてもよいもの)、靴はズックか長靴、帽子
 11.携帯品  懐中電灯(大きめのもの)・水筒・筆記用具・カメラなど
 12.申込み締切り 6月6日(金) まで
          南部支部事務所 TEL 998-3376・FAX 998-6683
   ※定員になり次第締め切ります。

● 実際のコースと開始・終了時刻
   南部商業高校出発9:36 
   → 平和祈念公園(10:01資料館11:06・11:33工業高校健児の塔・11:39韓国人慰霊の塔)
     11:59昼食12:35 →12:45魂魄の塔13:05 →13:14ひめゆり散華の跡14:12
   → 14:26真壁・14:42萬華之塔と砲兵山吹の塔・14:51千人壕15:33
   → 
白梅の塔・15:42山形の塔・32連隊終焉の地
   → 15:55バグナー戦死の地16:15 →16:20閉会のことば → 16:45南部商業高校到着

天気の記録
   集合時間9:00〜9:30 …降水なし
   出発9:35〜13:27ひめゆり散華の跡 傘の必要な小雨
   ひめゆり散華の跡13:27〜16:55下車と片づけ 降水なし

● 参加状況と参加者の感想

高校生 職員・大人 小中学生 合計
14 24


参加者の感想コメント

感想 ●「3印象に残ったもの」●「4感じたこと」
〔教員〕 ●「平和祈念資料館展示結びのことば『・・・戦争をおこすのはたしかに人間です。・・・戦争を許さない努力のできるのも 私たち人間ではないのでしょうか』のおこす人間と許さない人間は全く違う人間だとの指摘は意味深いと思った。阿波根昌鴻さんのいう『戦争は権力者が民衆をだましておこす』という言葉を思い出しました。」
●「若い先生たちもたくさん参加していて、これから平和教育をどう実践していってくれるのか楽しみです。各学校で定着してきた平和教育をもっと発展させてほしいと思います。あまり生徒たちの成長とは関係のない雑務を適当に処理して、教材研究の時間をたっぷり作っていきましょう。」
〔教員〕 ●「ひめゆり散華の地と千人壕です。荒崎海岸は岩がゴツゴツしていて、よくあんな場所を逃げまどったのだなぁと当時の女学生の気持ちを味わうことができました。
●千人壕は正直、直前迄入るのをためらっていました。暗闇体験は怖かったです。」「今回は30回の節目で最後の戦跡めぐりになるかもしれない。と聞いて参加して良かったと思いました。クラスでの平和教育に少しでも役に立てたいと参加をしたのですが、ガマ体験含め最期の地と言われるところは今迄、こわくて避けてきました。教の体験をクラスでの平和教育に役立てたいです。平和ガイドの宗潤先生ありがとうございました。」
〔教員〕 ●「千人壕:本当にこんな暗闇の中で生活できたのか。
●韓国人慰霊塔:日本の戦後処理のずるさを痛感しました。」「久しぶりに参加してよかったです。今の沖縄を考えるときにどうしても戻らなくてはいけない場所なんですね。まわりの人に少しづつでもガイドできるよう勉強していきますね。」
〔教員〕 ●「ひめゆり学徒隊の人達が最終的にたどり着いて自決をした荒崎海岸を実際に歩いてみて当時の事に思いをはせたこと。その絶望感はどれほどだったのか考えたこと。
●千人壕の暗さ。とても安らげるとは思えない。」「ひめゆり学徒隊を引率していた2人の先生。それぞれの選んだ道によって、その少女達の未来は大きく変わったという話を聞き、私も教職を志す者として、自分の選ぶ道に責任を持てるよう、一番大切な事を忘れないようにしたいと思います。平和な世の中に慣れ「戦争」がまるで物語のように感じられるというこれからの世代に、同じ事を繰り返さないように平和教育をしていく事はこれまで以上に大切になると思います。私もこれから教師として頑張りたいと思います!今日はありがとうございました。」
〔教員〕 ●「磯の韓国人の戦没者名は男性のみ、女性は慰安婦として連行されたので名前を刻まれることを拒んだ。千人壕」
●「沖縄戦の記録や戦跡を見るたびに、なぜもっと早くたたかいを集結させることができなかったのだろうと、悲しい気持ちになります。
ひめゆり学徒の自決の場には今回初めて行きましたが、あんなにせまい空間だったとは思いませんでした。そこに至までの足場も厳しく死を決意するまでの間に彼女たちはどんなことを思ったのだろうと考えていました。なかなか答えはみつかりませんが。沖縄戦を語り継いでいく人材になりたいです。」
〔教員〕 ●「千人壕に入りたくて参加しました。壕にははやり重苦しい空気が流れてます。その部壕でも霊域とされている場所だと思いました。今後の授業に役立てたい。」
●「千人壕へのフィールドワークを考えてました。授業内での平和学習をどのようにするべきか、もう少し工夫するよう考えたい。」
〔教員〕 ●「ひめゆり最後の地、壕と言っても、人間が十分にかくれることができない。」
●「沖縄戦に関して、改めて学んだ事が非常に多かったです。今後資料をもとにして、平和教育についてさらに深く学びたいと考えています。」
〔高2〕 ●「ごう!!馬の霊をなぐさめてる所」「とっても、疲れました。
●戦跡めぐりが最後のなのはとても残念です。この先10年20年立つと、戦争体験者が居なくなるので私達がもっと沖縄戦についての知識や関心を持ち未来の世代へ伝えなければならないなーと感じました。疲れたけど、とてもいい体験になりました。」
〔高2〕 ●「ひめゆり学徒隊と白梅学徒の話し」
●「今まで自分が思っていた以上の事が戦争で起こっていたのを知った。沖縄では、とても多くの人が亡くなっていた。」
〔高1〕 ●「先生が女生徒と一緒に手榴弾で死んだ。先生が一生懸命に生徒を守ろうとして死んでいたのがすごかった。」
●「戦争はなにもやっていない人達を殺して何があるんだと思いました。」
〔高2〕 ●「千人壕がすごかった。」
●「沖縄戦時代に生まれなくてよかった。」
〔高1〕 ●「千人壕怖かった。」
●「千人壕はもういきたくない。」
〔高1〕 ●「壕の中に入ったこと。」
●「また行きたい。」
〔高1〕 ●「鍾乳洞」
●「沖縄戦はこんなにも悲惨なのかと思った。」
〔中1〕 ●「ガマはこわい。」
●「戦争をゆるしてはいけません。戦争をぜったいにしてはいけない。」


●スナップ

平良宗潤先生    
平和の礎
工業健児之塔    
朝鮮人慰霊塔         
魂魄之塔    
ひめゆり散華の地         
       
萬華之塔と砲兵山吹の塔        
真壁千人壕    
バグナ|戦死の地